【 おかしければ直せばいい。なければ創ればいい。】

金の卵君は上野駅にふるさとの訛りを聴きに行ったんじゃないよ、映画『大鹿村騒動記』初地上波!

 梅ちゃん先生(第120話)「親ごころ」の金の卵(佐藤光男)君の話です。

 こないだの夜 深夜喫茶に行ったんじゃないでしょ。 何があったの?


 どうも私の頭の中にある記憶システムは、文字記憶は弱いが非文字記憶は強いようです(簡単に言えば、勉強ができなくて成績も悪かったことを意味します)
 その強靭な非文字記憶には、実は金の卵(佐藤)君は上野駅にふるさとの訛りを聴きに行ったんじゃないよと後から分かる筋書きを組んだ、いや、ストーリーでしたとあります。

 それで どこに行ってたの? 上野駅

 啄木の短歌を思い出したんです。
 『 ふるさとの 訛りなつかし停車場の 人ごみの中にそを聴きに行く 』

 上野駅に行けば ふるさとの言葉が聞けると思ったんです。


 はい、上野駅にふるさとの訛りを聴きに行ったんじゃないよ。直に分かりますのでお楽しみに。

 それと、番組表に「原田芳雄さん1周忌追悼メモリアル企画『大鹿村騒動記』-フジ」とあり驚きました。

   映画『大鹿村騒動記』地上波で放送決定!
 2010年秋に故原田芳雄主演・阪本順治監督によって撮影、2011年に公開された映画『大鹿村騒動記』がこの夏、地上波に初登場します!

 むろん私は、映画『大鹿村騒動記』は映画館やDVD(BD)などで見ていない。衛星・有線などでテレビを見る設備もなく地上波でしか見ることはできません。
 しかし、昨年、また原田芳雄さんが亡くなり、映画『大鹿村騒動記』が遺作となったとメディアが騒いでいたことは知っています。
 そこでチェックしました。

 はい、自信を持って記憶にありました。途中で出てきた竈馬(かまどうま)のことを含めて、この映画の成り立ちまで思い出して困りました。
 そして、何度もお亡くなりになっている原田芳雄さんには申し訳ないと思うのですが、映画に関しては、この映画から芋づる式に「赤信号、みんなで渡れば恐くない」とやった族を退治するにはよいと感じた。
 その理由は、まだ新しく老若男女に関係なく昨年の出来事だったと広まっているからです。いや、重要な「殺人の時効撤廃」と「完全地デジ化」のキーワードが含まれ施行された時期につながるからです。まぁ簡単に言えば映画の制作時期から分かることになります。世の中には、どうせパクられるなら世相(時代背景)にあった印を付けるひとがいると聞いたことがあります(印をつけた本人からはよく分かり、あとから利用できる仕組みになっているそうです)

 はじめは「殺人の時効撤廃」に関するとことです。
    

 (美江)いえ。 おばさん何で 戻ってきたんですか?
 (善)あれは 治が 連れてきたんだよ。
    時効だと思ってんじゃねえか。
    殺人だって15年たちゃ 時効だからよ。
 (美江)時効は もう なくなったんです。
 (善)うん?殺人 時効 なくなった?
    ふーん。

 次は「完全地デジ化」の時期です。
    

 (美江)
 地上デジタル放送用のチューナをご希望の方は役場、総務課へご連絡ください。
 今年12月末日まで無料配布および取付を行います。

 そう、この映画と共に2つのキーワードの時期もリセットされていたことが分かります。
 じゃー制作された時期のヒントは「殺人だって15年たちゃ 時効だからよ」にあります。
 たぶん解る方は分かると思いますが、映画の内容や台詞は時代背景にあっているかなどのチェックを行います。
 そして、今回の法律では、殺人の時効は2010年(平成22年)4月27日に公布・施行でなくなりました。これは映画の内容(台詞)と同じで問題はありません。
 しかし、時効は15年から25年に延びています。今回は2004年(平成16年)12月の刑事訴訟法改正により2005年(平成17年)1月1日施行されました。
 すなわち、今回もリピートする際に最後の時効変更と完全地デジ化のことしか意識になかったようです(それともグルでやっている以上は一部でも流れに無関係な修正は許されないのでしょうか)。明確になれば、この映画関係者は知っている訳ですから悪人となります。
 「原田芳雄さん1周忌追悼メモリアル企画『大鹿村騒動記』-フジ」に関しては、こんど詳しくやりますのでお楽しみにしてください。

 それと、今回もやっぱり、「殺人の時効撤廃」は大した議論もなされないまま、選挙目当てのような感じで成立したようにみえました(また無意味になったことが分かりました)
 私は「疑わしきは罰せず」という刑事事件の大原則と、人間のもつ記憶における誤情報効果のことを考えると時効撤廃は反対です。
 ゴメンなさい情報効果って分かりますか? たとえば、極端に言えば「 非文字記憶 × 情報効果 = 文字記憶 」となります。
−以上−
 8月21日: ゴメン誤字があり修正、一部の“時効”が“時候”になっていました(あはは…)。そう私の場合はよくあって、知人から指摘あり thank you です。