【 おかしければ直せばいい。なければ創ればいい。】

日曜フォーラム「ニュース報道番組のあり方」で、身体が壊れるかと思ったよ!?

 今年、一番身体に良くない日曜フォーラムという番組を見てしまった(逆に捉えると、今回も、この番組を契機にメディア退治に入ることになったとすれば、身体に良い話となるゾ)

 その番組内容は、「ニュース報道番組のあり方について、中学生と放送局プロデューサーが熱い議論をする」というものです。はい、自信を持って、2,3年目ではない、数年目に放送されたリピート番組でした。
 そのフォーラムの主催はBPO(放送倫理番組向上機構)の青少年委員会放送と青少年に関する委員会)で、2008年12月26日に開かれたそうだ!!

 司会とコメンテーターは、木場さんと橋元さんです。

 参考までに、BPO(放送倫理番組向上機構)とは、大辞泉では次のようになっています。

 NHK日本放送協会)と民間放送局が共同で設置した、放送局から独立した第三者機関。平成15年(2003)7月発足。言論と表現の自由を確保しながら、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理上の問題に第三者の立場から迅速・的確に対応することを目的とする。視聴者の苦情・意見をもとに、問題点を放送局に指摘して改善を要望する。放送局は改善策を含めた対策を委員会に提出し、委員会はそれを公表する。
 下部組織に、放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会(BRC)、放送と青少年に関する委員会がある。罰則はない。略称BPO(Broadcasting Ethics and Program Improvement Organization)。

 え! BPOは平成15年(2003)7月発足でしたっけ?
 そうそう、確か…、昔々の1965年にNHK日本放送協会)、民放連(社団法人日本民間放送連盟)、放送連合(社団法人日本放送連合会)の三者により、放送連合内に「放送番組向上委員会(第一次)」が設置されました。

 1969年に放送連合が解散して、NHKおよび民放連により、放送番組向上協議会が設立され、番組内容に関することは、この放送番組向上協議会の「放送番組向上委員会(第二次)」で扱われてきました。
 1997年にNHKおよび民放連により、BRO(放送と人権等権利に関する委員会機構)が任意団体として設立されました。そのBROによってBRC(放送と人権等権利に関する委員会)が設置されたよ。
 2000年に、やっと放送番組向上協議会青少年委員会放送と青少年に関する委員会)も設置されます。
 2002年には、放送番組向上委員会が解散し、放送番組向上協議会放送番組委員会が設置された。
 2003年には、放送番組向上協議会BROを統合し、BPOを7月に設置したそうですよ。そして、放送番組委員会BRC青少年委員会の3委員会をBPOが継承したそうだ。
 おまけに…、2007年には、放送番組委員会を解散して、BPO放送倫理検証委員会が5月に設置されたよ! それも、『発掘あるある大辞典』問題が契機になったそうだ(それじゃなくとも、『あるある』の納豆ダイエットの番組自体がリピートだよ!?)

 もう流れ(経過)が、訳が分かんなくなるくらいに楽しいでしょう(どっかの国の国会見たいだゾ)。たとえば、放送番組向上委員会からに放送番組委員会になって、放送倫理検証委員会に発展したんだゾ(どうだ、凄いだろう)

 そして、現在は、放送の倫理も、番組向上もないリピート番組しか放送されていないことからBPOが機能していない(たぶん、ITバブルが弾けたころからクリエイティブの欠片もない族が狂わせ始めたのだろう)

 おっとっと…、大きく話が反れてしまいました。悪しきリピート番組の日曜フォーラム「ニュース報道番組のあり方」に戻します。

 次に中学生と熱い議論をする放送局プロデューサーを紹介します。



 そうですね、分かる方は分かるのでしょうが、現在と比べるとプロデューサーの方たちはお若いでしょう(あはは…)

 また、中学生の方たちの中では、私は次の3人をコメントを含め印象的に覚えています(無論、中学生の皆さんには何の問題や罪はありません)

 簡単に言えば、昔々に中学生に指摘されたことが、現在でも当てはまると言うことです(恥ずかしいでしょう、放送局プロデューサーさんたち)

 また、次の神保さんの放送局プロデューサーへの指摘は、現在でも同感です(あらためて、各局プロデューサーさんたちは恥ずかしいだろう)


 キーワードは、「現在、各局がテレビで伝えていることも、“one of them”ではないか」ですよ。

 たぶん、この番組は録画保存してあると思います(探すのが大変ですがね)。仮に見つからなくとも問題はないでしょう(逆に、そのDVDは偽造ではないかと疑われ証明する方が手間が掛かります)
 出演された中学生の現在の年齢と、番組内容を伝えた方が簡単に済みます。そこで、簡単に紹介します(必要に応じて、詳細も説明を加えることにします)

 まず、中学生から見る「メディアの信頼性」と「あなたにとって一番重要なものは?」の結果を紹介しますね。

 この「メディアの信頼性」の結果も印象的に覚えていました(現在も似たようなものなのでしょう)。テレビでも、情報番組・ワイドショーはネット記事よりも信頼性は低いようです。また、放送局プロデューサーから「これほどパソコンが見られるようになったのも、僕らは5年前までに、全く思いもよらなかった事態です」とあった。これは何年前の話でしょうか!? 多くのメディアの方たちは、Windows95が発売されネットの時代が訪れることは、“マルチメディア”というキーワードと共に想像はできたでしょう(その後、“IT”と変わりバブルとなりましたがね)

 そして、携帯電話の話は、全くありませんでした!? 何年前ごろから現在の携帯電話のように、E-Mailとiモードに代表されるWeb(インターネット)が使えるようになったのでしょうか!? 即ち、携帯ではE-Mailとiモードが使えない時代の内容でした。無論、ワンセグもなかった時代の話ですよ。

 また、会話の中で、「テレビとネットの融合」というキーワードも出てきて関心されていましたが、このキーワードも現在では過去のものになっている事実があります。

 最後に、通常に進学すると、大学生(1年生)は18歳、高校生(1年生)は15歳、中学生(1年生)は12歳です。次に中学1年生からコメンテーターの「完全に真相がわかってもいないのに、もう事件の真相が分かったような発言を行っている」から「松本サリン事件の事を思い出して欲しい」とありました。
        
 前回(いや、前々回)の放送の際も不自然であり、「どうなったか」を、もうお忘れになったようですね。
 これは、多くの方は覚えている事件で、松本サリン事件は1994年6月に起こったものです(そう15年前の事件です)
 中学生1年生は通常は何歳でしょうか!?
 BPOが主催し、公共放送ですよ!? 本当に身体によくありません(もう、十二分に今回も駒が揃いました。これで、悪しきメディアは滅亡をたどることになる)

 さて、今回放送された番組「日曜日フォーラム」は、各放送局を代表するニュース報道番組に関係するプロデューサーが集まって、「ニュース報道番組のあり方」を討論したものです。それも、BPO(放送倫理番組向上機構)が主催で、純真な中学生の立場の意見を利用した製作費を掛けずに作り放送した番組となった。無論、公共放送ですから製作費は、ちゃんと計上され、一般国民から徴収した視聴料金で相殺されることになる(でも…何に使われているのだろうかな?)大河ドラマ篤姫」は1本(1回)の製作費は約6千万円から考えると、大河ドラマ天地人」は1本(1回)は、どれぐらいの金額で計上されているのかを知ることが楽しみになったよ(NHK21年度予算審議が楽しみです)

 また、公共&民法のニュース報道番組でさえも、どれほど、お粗末なものであるかが伝わったでしょう。
 だから…、「煽り立て、そして煽り立て、最後にお涙ちょうだい」としか認知できない理由も分かったと思います。
 これでは、「世の中が良くならない」理由も伝わったでしょう。

・参考までに、NHK20年度予算の一例として…

 2008年03月24日-NHK20年度予算審議衆院総務委での民主党・小川純也さんからの番組1本(1回)の製作費情報から、あとでNHK20年度予算資料でもチェックしたものです。
 だめしてカッテン:1,680万円、世界遺産:2,300万円、篤姫:6,000万円、おかあさんと一緒:300万円

−以上−