【 おかしければ直せばいい。なければ創ればいい。】

週刊ニュース新書 【北野武監督が殴り込み!】で、あはは…

  
 はじめに、好きなタイプのニュース番組です(S介さんやM永先生などのどうでもいいものなら見ることはありません。特にリピートは…)
 今シリーズもキャスターとサブキャスターを含めて、ほぼ同様です(たぶん、残念ながらリピートだと思います)。現在のサブキャスターは、“がはは”とスマイルする方だが、性格は良さそうな二人目の大江麻里子さんです。
  
 
 田勢さんは新政権キーワードとして「カノッサ(Canossa)の屈辱」を使った。カノッサの屈辱とは、ドイツ皇帝とローマ教王との間であった「心にもないお詫びをすること」を意味します。
 
 田勢さんが麻里子さんへの説明の際に、ドイツ皇帝とローマ教王に対して小沢さんと菅さんを曖昧な感じで誤って使ったようです(そう、今回も前シリーズ同様な誤りをしちゃったようだ)
 そうそう、選挙時期も曖昧だから良いよね。
 

 次は北野武監督が殴り込み!
 
 全員悪人の「アウトレイジ」の話へ進む。
 
 早速、「アウトレイジ」の紹介。
 
  
  

 田勢さんから、
 武さんは悪の方が好きでしょう。何か、きれいごと、誠実・純粋だとか嫌いですよね?
      
 それを聞くと笑っちゃんです。誠実・純粋とか心がきれいとかね。
 悪が好きなんですか?
 悪と言うことにしたのは、人間社会が、人間同士がお互いに保険を掛け安全に暮しましょうというルールを決めただけであって、

      
 好きな女が、まあー人間を普通の生物のオスだとしたら、好きな女の人がそこにいて、となりに男が座ったら、それ殴って女の人をもって行きたんですよね。
 そうすれば悪になる。同じことをオットセイがやると、オットセイに「君そういうことは良くないよ」、自分だけハーレム持って、12人の女、メスを持って、他のオスを噛み殺したりして、何をしているんだと言って、他の動物には言わないで人間だけ悪だと言うと。

      
 本能的な問題になるが、社会の意義のために悪とするルールがあって、本質的には意外に、好きな彼女がいて男がいたら、あいつ死なないかなと思うでしょう。
 基本的には、それじゃないかと思う。

 武さんは本で、本当の意味での悪が日本の政治家にいなと、それが結局この国をおかしくしてるのではないか?
      
 基本的に政治家は、凄いのは、だって昔だったら戦争に突入して若い人たちを殺せる訳でしょう。死んでこいと言えたでしょう。
 それが政治なんで、それだけのことをできる人は、良い人・悪い人ではなくて、強烈な悪であって、歴史上の人物になるかならないかは結果論でしかないと思う。
      
 もしかすると、ヒットラーが、例えば第3帝国を、ナチスドイツがヨーロッパを席巻して今だにいたら、神ではないかと思う時があるんですよ。空恐ろしいな。
 我々は、ちゃんと、へたすると鉤十字かなんかの勲章をもらって涙ぐんでいる可能性もある恐さがあって、うん、歴史からみてないだろうと言うんだけど、もしかしたら…。

 

 週明けから、いよいよ第2幕を向かえるそうです。番組から、このようなものを作りました。
   
 政治家の方を並べて見ました。
    
 これ良くできてますね。 ありがとうございます。
    
 小沢さんが良いとこに来てますね、死んだふりをしたという。

    
 武さんが書いた文章の中に、「なるべく早く民主党に政権を取らせたい」と、それで、「何だ自民党と同じじゃないか」と言ってやりたい。

 前から他局の番組で、野党が自民党に“わーわー”と言ってるんですよ。政治とカネの問題だ…。
    
 逆に言えば、我々も政権交代した方が世の中良くなるかと思ったんだけど、その前に民主党の人たちに絶対そんなことないでしょうねと確認すると、おまえたちも同じだと言われる可能性はないですと、本当かなと思って。   

    
 これは単なる自民党の小型がいるだけで、同じ種類だと思うが、どうして違うのかと思っていたら…
 案の定、書いた通りになった。

  田中角栄って人は悪い人なんだろうが、何だろう、人物的に魅力がある人で、麻生太郎さんも魅力があったんですよ。
 
 ところが、鳩山さんになるとまるっきり魅力を感じないんです(小沢さんなんか特にそうだけど、失礼だけど)。

  結局、ある人に取っては悪かも分かんないが、ある人に取っては凄い良い人になる訳で、振り幅なんで。
 
 ドラマも、みんなそうなんだけど、ちょい悪の人は映画にならないけど、大悪は振り子だから、すごく良い人になるポテンシャル・エネルギーもあって。
 1の良さは、マイナス1の悪にしかなれない。
 このへんでやってる人よりも、大悪が物凄い偉大な人になる可能性もあると思うんだけど。

 小泉劇場のように…
 大見得切れる人の方が良いですよ。
 駄目な政治家は舞台が用意してあって、普天間なんて間違いなく凄い舞台なのに、大見得切ろうと思ったら、何にも動かなくなって、こうなったでしょう。
 
 大見得切った瞬間に喧嘩して辞めてしまえばいいのに、
 “動かない、だったら辞める”と言った方が良かったし、
 政治とカネの問題で辞めるチャンスはいっぱいあったんですよ。お母さんの小遣いもらったという瞬間に散々、“じゃー悪いけど一回辞める”と言って、もう一回出直したら、きれいな民主党というイメージがあるけど、やっぱり しがみついちゃったんで、いさぎ悪いんですよ。

 映画で使いたい方はいますか?
 
 小沢さんは質屋の親父で使いたいな。冷静に、これ200円しかなりませんが…
 鳩山さんは、貯金箱を持って来て“え〜!これ200円ですか”と言いそうだけど。

 
 来週12日公開で、試写会で「アウトレイジ」見てガンが治った方がいたようです。
  ・・・
 パチ、パチ、パチ…
 また、武さんは前回と同じ内容を話されました(困ったことに間違はないでしょう)

 それと、今回も同様に、ひとつ気になった言葉がありました。

 私も、日本語(漢字)は大変苦手なのですが、たしか「いさぎ悪い」とする言葉はなかったように思います。
 辞書などによれば、「いさぎよ・い【潔い】」となりますが、「いさぎ・わるい」はありません。
 たぶん、「潔(いさぎよ)しとしない」となるのだろうと思います。

 もう、私の頭の中が痛んでいる…などは使わなくてよくなりました。
 本当に残念ながら、現在起こっている政治ごとと、来週12日公開される「アウトレイジ」はリピートのようです。武さんの話なら山ほどあり、コマンドール章などの勲章も伝えたいのですが、さすがに不味いでしょう。
 逆にデジャビューであって欲しいものだと願っています。

 本日の後書は、「母の声」でした。

 はい、麻里子さんのやさしい声での「母の声」朗読は記憶にありました(武さんと同じタイミングだったかは分かりません)

−以上−