土曜プレミアム「一千兆円の身代金」【平成27年度文化庁芸術祭参加作品】 （D印）
平岡ナオト：伊藤 直哉（香取慎吾）は、政治資金規正法違反に問われながら不起訴になっていた元副総理大臣・国武義和の孫・篠田真由（本田望結）を誘拐して身代金１０８５兆円用意させる。この金額は前年度末時点での国の財政赤字額。「この金額を国内にばらまけばインフレが起き財政赤字額が大幅に目減りするが、金額を用意しない場合は財政危機を招くことになるため責任をとって国民に対し公式謝罪しろ」という変わった内容のドラマを見てしまった。
（片岡）＜この国では財政赤字や 年金問題少子高齢化から 派生した世代間格差が大きな問題となっている＞
＜しかし 政府はこの問題を解決する具体的対策を明確に打ち出せていない＞
＜そんな中 １人の青年が怒りの矛先を国家に向けた＞（真由） キャ〜！
もっと こっち。
そこ。
こっち見ろ。
（シャッター音）
（片岡）身代金の意味 考えたか？
（敦子）１，０８５兆円…およそ１，０００兆円なんてリアリティーに欠けてますよね。
（片岡）昨年度末時点での日本の財政赤字の額だ。
（敦子）えっ？
（片岡）１，０００兆円なんて用意できないってことは犯人も 重々 分かってるはずだ。
（敦子）じゃあ…。
（片岡）政治的思考と無縁ではなさそうだな。
しかも 「革命係」と名乗ってる。
この事件公安が乗り出してくるぞ。
（敦子）ですよね。
（片岡）俺たちは 人質の命 優先だ。（敦子）はい。
□ 警視庁から各局。犯人が 現場に現れました。
（警察官）下がってください！下がってください！押さないでください！はい 下がって！皆さん 下がって！
□ 俺が 革命係だ！
あんたは 本当にこの国のことを考えてきたと胸を張って言えるのか！？
自分の保身や 利益のためでないと言い切れんのか！？
われわれは 常に財政再建に向け 善処している。
それなら なぜ孫一人 幸せにしてやれない！？
希望を持たせてやれない！？
彼女だけじゃない！明るい未来を描くことのできない子供たちが いっぱい いる！その中には 命を落とす子さえも！
真由ちゃん あなたを誘拐したのはやっぱり この人だよね？
《逃げてね》
《ちゃんと逃げてね》
あーぁ、死んじゃった。
（片岡） 伊藤 しっかりしろ！
♪〜
（片岡） 伊藤！（片岡） 伊藤！おい！ 伊藤！
伊藤！伊藤！ しっかりしろ 伊藤！
（監察医）大本は膵臓がんと思われますがとにかくそこら中に転移してました。
あの状態で よく 昨日あれだけの体力があったもんだと驚きですよ。
（片岡） あのさ がんのことは書かなくていいや。
（監察医）えっ？
（片岡） どうせ死ぬからやったなんて思われたら 無念だろ。
（ナオト） お前のパンツ買うの忘れた。
（真由） それぐらい ちゃんと持ってきてます。 変態。
（ナオト） お前 「変態」ってな…。
（真由） 着替えますからのぞかないでください！
（ナオト） よかったよ持ってきてくれて。
さすがにパンツは無理だ。
・・・
（真由） 盗み撮り。うまいでしょ？
（ナオト） まあな。子供にしてはな。
・・・
（ナオト） 俺料理うまいだろ？
（真由） まあね。男にしてはね。
（ナオト） お前 手紙 書け。２種類な。
警察に見られてもいい手紙とお母さんにだけ読ませる手紙。
お母さんにだけ？
本当の気持ちを書け。
はい、２人はグルでした。お終い。パチぱちパチ（日本を財政赤字大国にした方たちに対する嫌味なドラマでしたね）。
このドラマの今回の感想も、同様で･･･、慎吾おじさんより望結ちゃんの方が演技は、当時は小学生でも上手いよね。たしか、芦田愛菜ちゃんと同学年だとされていたので、もうお酒が飲めるお年頃だな。
あぁ、遅くなりました。私、頭の中が痛んでいるようです。
それと、直後に慎吾おじさん主演の「ギャラクシー街道」のＣＭが流れました。
＜宇宙を舞台に 三谷 幸喜が 描くロマンチックコメディー＞
（ノエ）あなた コンブ。（ノア）コンブなんてうちには ない！
＜この秋幸せな笑いを あなたに＞
以上
